N言語のそのままで

琴線に触れたことをちょっとだけ考察入れながら書き起こします。生業はシステムエンジニアでボランティアでカウンセラー活動しています。ベースは心理学、現象学です。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

転調の違和感の隙間で重く響く感情 ―感想:SONGSスペシャル 宇多田ヒカル

もうデビュー20年になるんですね、宇多田さんは。 10代の息詰まる苦しさ、20代のもがきと不安を 彼女の歌に乗りながら生きてきた同世代なので、 ああ、もうそんなになったのか、という感じです。 番組内で又吉さんと宇多田ヒカルの「言葉」について対談して…

震えを隠しながら立ち上がり、体現していく。キュアエールは「元気」のプリキュアなのだと。-感想:HUGっと!プリキュア第23話

もはやプリキュアのことしか書いていない・・・ と思ってはいるんですが、23話はエンディングで泣かされてしまいました。 転校前のはなちゃんは人をかばっていじめられており、 決意の再起として新しい学校で「元気」に振舞っていたのですよね。 第1話の登…

逡巡を乗り越えた受容的態度 ~優しさと正直さの狭間で~ -感想:クロ現+ 2018年7月3日放送回『“息子介護”の希望をさがして ~50代ディレクターの介護記録~』

昨日のクロ現+の息子介護の回、ディレクター自身が当事者とのことで リアリティがあり、思いが詰まった濃密な放送内容でした。 介護者の希望になる例として挙げられていた中でも、特に鈴木さんの言動に心揺さぶられました。 鈴木さんが自分が作ったご飯をお…

愛は見捨てない、誰一人。-HUGっと!プリキュア第22話より

パップルさんの苦しい恋が終わる、というとても子供向けとは思えない話でした。 映画の宣伝というミッションがありてんこもりの回でしたが、彼女の苦しみに愛を持ってぶつかっていくというキモ部分がしっかり描かれていました。 私にはもう何もない 何もかも…